Our Vision

 

2022117日、インドネシア国会はカリマンタン島に建設する新首都の名称を「ヌサンタラ」と正式に決定しました。日本の新聞にも「インドネシアの新首都名は『ヌサンタラ』」と報じられたので、ご記憶の方もあるか、と思います。日本の方には一度聞いただけでは覚えにくい名称ですが、私たちは「わが意を得たり」の思いでこの決定を受け止めました。

 

というのも2014年に発足した弊社が社名を「ヌサンタラ総合研究所」としたのは、「ヌサンタラ」という言葉に国家の雄大な将来の夢が包含されているからです。古代マレー語でを意味する「ヌサ(nusa)」と~のあいだを意味する「アンタラ (antara)」から成る言葉で、世界最大の島しょ大国インドネシアを象徴する言葉だからです。

 

かって発展途上国と呼ばれたそのインドネシアは、2045年に独立100周年を迎えます。その時の経済規模は日本を上回る世界的大国になるとの国際経済調査機関の予測が現実味を増しています。世界第4の人口を持つ世界有数の親日国との友好協力関係に発展は、少子高齢化の日本の将来にも極めて重要です。「ヌサンタラ総合研究所」はその日に向けてがんばります。

 

代表取締役・小牧利寿

 

- 私たちの目指す価値 -


- 1. インドネシアの期待と意図を踏まえた戦略構築 -

 

 日本に「土地柄」という言葉があります。地域ごとに人々の気風や歴史、風土など様々な特色があります。それを知っているかどうかで、仕事も付き合いも様子は変わります。民族、宗教、文化などが異なる複雑な民族国家のインドネシア。お付き合いのポイントもまさにそれです。  

 

 

 私たちは、民族的想いや歴史的背景も念頭に、日本と手を組むインドネシアの人々の期待や思惑、夢と日本の皆さまの思いを結び合わせ、事業やプロジェクトの成功に向け、企画を練り事業推進のお手伝いをいたします。


- 2. 両国の歴史と伝統に目配り -

 

 両国は長い間「先進国」の日本、「発展途上国」のインドネシアとして関係を築いてきました。1940年代のインドネシア独立闘争から経済成長期を通じ、両国はその時々の情勢を背景に密接に協力し合い、双方ともに経済・社会を大きく発展させてきました。

 イギリスの有力メディア・BBCが長年実施している国別印象調査によると、インドネシアの人々の日本への好感度は世界でもトップクラスです。  

 私たちはこうした歴史の事実を改めて認識し、「関係強化が互いの最大の利益」という信念のもと、皆様のお力になる努力を通じて日本とインドネシアの更なる協力関係の構築を目指します。

 


- 3. 新時代の相互補完関係を創出 -

 

   両国関係はいま大きく変化しつつあります。発展途上国と呼ばれたインドネシアは急速に国の力をつけてきました。IT・デジタル時代の波に乗り、政府も企業も自らの将来像を描き動き始めました。

   ユニコーン企業の数はすでに日本を上回り、新しいビジネス創出の機運が急速にひろがり、日本の技術力も求めて相互協力を探る主体的な姿勢へ転じました。「高齢化、人口縮小の中、今後を模索する日本」と「成長する若者が将来へ意気込むインドネシア」。

このように、経済協力も文化交流、友好親善への期待も時代への移り変わりとともに変化しています。私たちは、このような時代の変化も捉え、あらゆる相互補完関係の在り方の視点を持ち、日・インドネシア関係の推進に貢献します。